現在全国各地で歴史文化を守り、育み、活かす取り組みが展開され、地域の魅力と活力の向上に繋いでゆく活動が、様々な形で進められています。

それは各自治体の教育委員会単位や、地域の有志であったり、様々です。

その一方で、代替性のない歴史文化が社会情勢や住民の価値観・生活様式の変化や災害等により、存続・継承の危機にあることも否定できません。

こうした状況の中で、文化財は「保護・管理」から「保存と活用の両立」への大きな転換がされようとしており、市町村が作成する保存活用計画はその活用方法や運営方法が独自の判断に委ねられ、その裁量範囲は拡大されています。

しかし、その文化財情報の整理と活用はどの程度進んでいるでしょうか。

学芸員など専門担当者の記憶と大量の紙資料に埋もれてしまっているのではないでしょうか。

●修理・調査情報も

公開用画像だけでなく、破損した文化財資料の画像や修復計画のためのドキュメントも記録できます。
指定文化財、あるいは未指定や指定解除された資料についてもその履歴が残せます。

●多彩な出力機能

格納されたデータの任意項目を書き出すこともでき、他の資料作成に活用できます。

●画像の管理も簡単

高精細画像もシステムに格納でき、閲覧画面ではサムネール画像が瞬時に表示されます。画像には個別に注釈を加えることができます。

●管理作業の共有化

基本アプリケーションであるFileMaker Proの共有機能を使って、同一ネットワーク内での同時アクセスができます。これにより管理作業の共有化が図れます。